スプレッドとは

FXでいうスプレッドとは、売値と買値の価格差のことをいいます。
例えば、米ドル円が「 89.11〜 89.13」となっていれば、スプレッドは「2」ということになります。

為替レートを見ると、各通貨の現在値が載っています。
外貨を買う場合はAsk、外貨を売る場合はBidを見て取引をすることになります。
そして、このスプレッドの設定は、FX業者に一任されています。
FX業者は、手数料としてこのスプレッドの中から利益を確保しているのです。
取引手数料無料というFX業者がありますが、カラクリはこういったことだったのです。

また、スプレッドは、同じFX業者でも、通貨によって異なります。
安く設定されているのは、円と米ドル、円とユーロのスプレッドです。
逆に高く設定されているのは、円と豪ドル、円とNZドル、円とスイスフランのスプレッドです。

ところで、FX業者が自由にスプレッドを付けられるとすると、外貨を買う人にできるだけ高く買わせ、外貨を売る人にできるだけ安く売るということができてしまうのではないかという疑問が出てきます。
言ってみると、不正なスプレッドを設定することで、儲けを最大化しようとするFX業者が出てこないかということです。
この点、注文の際に、売値と買値の両方を提示するという「2Wayプライス」というシステムを取っているため、このような不正はできないことになっています。
安心ですね。